- 小西 功二サイコム・ブレインズ株式会社
ディレクター / シニアコンサルタント

2020年は、コロナショックが世界中を駆け巡る年となってしまいました。我が国においても4月の緊急事態宣言の発令からはや2カ月。ようやく首都圏も含めて全国で宣言解除となりましたが、その間、個人も法人も外出自粛という、新たな社会的ルールに従い、企業を取り巻く事業環境、そして我々営業パーソンを取り巻く営業環境はすっかり様変わりしました。具体的には、物理的な訪問活動、対面での商談ができない、またははばかられる状況が続いています。多くの企業でリモートワークが推奨され、アナログからデジタルへのシフトが急速に進みました。バーチャル空間での商談を余儀なくされている営業パーソンも少なくないと思われます。このコラムでは、コロナショックで低下した営業生産性を回復させるために、アフター・コロナの営業環境下で求められる営業コンピテンシーと、必要なマインド・スキルについて、私見を述べたいと思います。