- 勝 幹子サイコム・ブレインズ株式会社
執行役員 / シニアコンサルタント

学校を卒業して、就職して、定年を迎えるまで同じ会社で働く。そのような働き方が主流であった時代は、「自分のキャリアを主体的に考える」という意識は希薄でした。しかし昨今では、本業に従事しながら別の仕事を持つ「パラレルキャリア」という言葉も耳にするようになり、働き方が多様化しています。このような変化に対して、若い世代は比較的柔軟に対応できるでしょう。しかしミドル以降の世代は、従来の環境に適応できた人ほど、将来に対して迷いや閉塞感を感じているのではないでしょうか。
経験やスキルを持つミドル世代が今後さらに活躍するために、個人として、あるいは組織として必要なことは何か? 今回は、電通人事局で社員のキャリア開発に取り組む傍ら、NPOや大学、キャリアカウンセラー、ワークショップデザイナーなど、社内外で幅広い活動を行っている酒井章氏にお話を伺います。