「実行力」と「発見力」の両輪を回せるビジネスパーソンを育成
デザインシンキングとは、特定のユーザがプロダクトやサービスを使う様子を詳細に観察し、その結果に基づきアイディアの創出、プロトタイプの作成を行う、イノベーション創出のプロセスのことです。現場におけるユーザーとの共感をベースに、極めて短時間で、新しいプロダクトやサービスを作り上げることを可能にします。米国のデザインコンサルティング会社のIDEO社の手法を方法論化したもので、P&GやGEなど多くの企業で導入されています。
多くの日本企業ではこれまで「実行力」に重点が置かれていました。しかし、変化の早い、かつ成熟した社会においては、既成概念にとらわれない視野で「新しい価値を発見する力」、つまりイノベーションをおこす力が求められています。