コロナ禍で、一時開催の見送りやオンライン化を余儀なくされていたナショナルスタッフ研修ですが、2023年頃からは来日型の研修が復活しています。
再開後は、本社や拠点間のネットワーキング、一体感の醸成、といった「本社に集まることで得られる効果、目的」に立ち返りながらも、この数年間で蓄積したオンライン研修の知見を活用して一層の成果や効率を模索する企業が増えてきました。
このプログラムは、自社の戦略、方針についてのインプットを一部オンラインでおこないつつ、来日後の工程では、課題解決のプロジェクトやチームビルディングのセッションなど、参加者が集合して一丸となって取り組むことに重きを置いたアクティビティを設計しています。限られた期間の中で、費用や受講者の参加ハードルをおさえながら学びを最大化し、自組織に戻った後も拠点をこえた連携、課題解決ができるナショナルスタッフの育成を目指します。
事前セッションでは世界経済のトレンドならびに、自社の中期経営計画をインプットします。自社の現在と未来を考えることで視座を上げ、本社訪問への期待を高めます。
自社のミッションやゴールを自身の業務と紐づけて理解し、チームプロジェクトでは提案としてまとめます。提案の検討、発表を経験することで、自発的に自社の経営について考え、関与する姿勢が育まれます。
街歩きや楽器を使ったアクティビティなど、メンバーとの一体感やリーダーシップを体感できる、体験型のプログラムを盛り込んでいます。参加により自社の文化、歴史への興味や、勤続のモチベーションを高めることができます
チームプロジェクトでは、各拠点のメンバーと全社の課題解決を協議し、自拠点の活動に落とし込みます。拠点間でアクションプランを共有し、研修終了後の実行フェーズにおいても拠点間で支援しあえる関係性を構築します。
オンライン開催 有識者による講演
(3HR)
マクロ環境と今後の課題
オンライン開催
中期経営計画考察セッション
(3HR)
中期経営計画理解
未来予測ディスカッション
日本での研修期間中に確認したいことの洗い出し
DAY 1
(7HR)
謎解き街歩きジャーニー(チームビルディング)
浅草を探索する冒険型チームビルディング。初めて訪れる日本の環境下で謎解き・街歩きのワークを行うことで、協働して成果を上げるための気づきを得る。
グローバルリーダーシップ
街歩きで得た気づきを体系化して理解し、異文化のなかでリーダーシップを発揮するためのヒントを得る
DAY 2
(7HR)
Executive Talk
経営陣が登壇。「中期経営計画考察セッション」で検討した中期質問をもとにディスカッションをおこない、自社理解を深める。
戦略フレームワークレビューセッション
様々なバックグラウンドの参加者に基礎知識の補強を行う。「自社はどんな強み・ビジネスチャンスがあるのか?」を明らかにすることで、チームプロジェクトで取り上げるテーマのヒントを得る
DAY 3
(7HR)
チームプロジェクト①
中期経営計画実現のために、やるべきことをグループでディスカッションし、事業アイデアとして経営陣に提案する。企業のゴールを自分の業務と紐づけて理解し、提案をまとめる過程を体感することで、より自発的に企業経営に関われるようになることを目指す。
DAY 4
(7HR)
本社/生産拠点/関連施設の見学ツアー
現地に訪問し見学する。本社や生産現場のメンバーと交流し、会社の歴史や文化を体感してもらうことで、自身がどのような会社で働いているのか理解を深めてもらい、帰属意識を得てもらう。
DAY 5
(7HR)
チームプロジェクト②
事業アイデアの検討、提案の作成を引き続き進める
DAY 6
(7HR)
チームプロジェクト③
最終発表に向けて、プレゼンテーションの準備をおこなう
チームプロジェクト ~提言発表~
DAY 7
(7HR)
Drum Circleセッション(リーダーシップ)
楽器を使ったアクティビティで楽しみながらリーダーシップを体感し、自分の発揮したいリーダーシップ・組織の在り方の参考とする。
アクションプラン立案/ラップアップ
ナショナルスタッフ
本社スタッフ(日本人)
自社の戦略を理解し、提案を作成するチームプロジェクトを行うことを考慮すると、マネジャー候補以上が適切と思われますが、レベル、テーマの調整も可能です。英語レベルについては、参加メンバーと英語での意思疎通、コミュニケーションができるレベルが必要です(TOEICスコア600点以上が目安)。
チームプロジェクトを行うため、本社海外拠点スタッフ合同で1グループ最低3名が必要です。研修進行上、4~5名×6グループ(合計30名程度)が理想的な人数となりますが、お客様のご要望に応じ決定しますのでご相談ください。
事前オンラインセッションに数日間、来日してのセッションに約1週間~の日数をお勧めしますが、適宜調整が可能ですのでご相談ください。
本社の戦略や業務内容を、海外メンバーに共有することも本社参加者に期待される役割であるため、受講対象となるナショナルスタッフと同等の職位(マネジャー候補以上)をお勧めします。バックグラウンドの違いにより、本社スタッフを一階層下に設定することも可能です。
ナショナルスタッフ、本社スタッフ共に、受講者間で意見交換ができる程度の英語力があることが望ましいです。コミュニケーション力の向上も、この研修で期待するひとつの成果であるため、参加者同士助け合っていただくことが望ましいですが、必要に応じて講師や弊社スタッフがサポートに入らせていただく場合もございます。