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イベントレポート

2021年12月10日開催オンラインセミナー「日本人駐在員のリスクとしてのハラスメント・トラブルとその防止~人事として考えたい海外派遣前後の支援策~」 日本本社の駐在員支援、いつ・何をしていますか?

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2024.02.09
今西 孝志 Takashi Imanishi
今西 孝志サイコム・ブレインズ株式会社
コンサルタント

駐在員の悩みは深い

2021年12月10日に「日本人駐在員のリスクとしてのハラスメント・トラブルとその防止~人事として考えたい海外派遣前後の支援策~」を開催しました。

サイコム・ブレインズは「海外赴任前研修1日公開講座」をはじめ、異文化対応力を切り口とした赴任者教育の支援を提供することで、駐在員のミッション成功に向けた支援を行ってきました。この度、その支援の幅をさらに広げるべく、昨今関心が高まっているハラスメント問題に関して”駐在員の視点から考える”セミナーを初めて企画しました。セミナーには国内の人事担当者だけでなく、予想以上に海外駐在中の方にも多くご参加いただき、本テーマが取り組むべき喫緊の課題であることを再認識いたしました。

セミナーでは「海外現地法人におけるハラスメント事例」「ハラスメントが発生する原因」「問題解決に向け赴任者教育で何をすべきか」の3点をお伝えしました。駐在員のハラスメント問題は、駐在員本人のマインドの問題、スキル不足が原因の場合もありますが、本来問題のない行動に対して現地人社員が故意に問題化する事例もあり、一概に駐在員個人の問題とはとらえられない構造的な課題も見えてきました。参加者からは、過去の実体験において当時どう行動すべきだったかや、職場がオンライン化している環境下でハラスメントに関してより注意すべき点など、多くの質問が寄せられました。駐在員がこうした質問・相談をできず一人で悶々と悩んでしまうケースもあるのかもしれません。

日本本社の支援が駐在員のミッション成功に寄与している

駐在員のハラスメント問題の解決のためには、事例紹介や法律改正等の最新情報を伝えていくことも大事ですが、そうした対処療法的なアプローチでは根本的な解決は難しいでしょう。問題発生の原因を構造的にとらえ、その解決のために赴任前後の支援を定期的・長期間行っていくことが大事だと考えます。

赴任者のモチベーションの管理、文化的差異から生じる疲労感の軽減、マネジメントとリーダーシップ開発等について、赴任後も、本社から支援を続けることは、ハラスメント問題の解決・防止、更には駐在員のミッション成功に寄与すると思います。

駐在員の赴任後の支援に関して相談してみたいことがございましたら、是非サイコム・ブレインズのコンサルタントにお気軽にお声がけください。

  • 今西 孝志 Takashi Imanishi

    今西 孝志Takashi Imanishiサイコム・ブレインズ株式会社
    コンサルタント

    大阪大学文学部人文学科卒業後、パソコン周辺機器メーカーを経て株式会社リクルートマーケティングパートナーズに入社。結婚情報誌を活用し、海外ウェディングプロデュース会社の集客向上、海外ウェディングの認知向上に貢献する。サイコム・ブレインズ入社後は、イノベーション戦略や新規事業開発の手法を学ぶ夜間のビジネススクール、女性活躍・ダイバーシティ推進、海外赴任者の異文化適応をテーマとした公開講座など、多くのプログラムの企画・運営に従事する。埼玉県東松山市出身。趣味は大学時代から続けているパラグライダーで、日本各地の山を飛び回っている。DiSC認定インストラクター。

本レポートに関するお問い合わせ

お気軽にお問い合わせください。担当:今西