海外拠点で日本人駐在員がハラスメントの問題を起こしてしまい、訴訟騒ぎになってしまった例はいくつもあります。日本では問題ないと思われるささいな行動や発言であっても、海外ではハラスメントと受け止められる可能性があります。また、駐在員は異国の地で相談できる人も少なく、高ストレスの環境で働いており、パワハラ的な言動につながりやすい可能性があることも考慮するべきでしょう。このように、駐在員は日本で仕事をするとき以上にハラスメントのリスクに注意を払うべきです。
本セミナーでは、海外で日本人が巻き込まれやすいハラスメントのトラブルの事例をもとに、その要因としての文化的価値観の相違の問題、そして文化の違いを理解して赴任者としてのミッションを遂行するための対処法をご紹介します。
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鄭 偉ZHENG Wei拓殖大学商学部 准教授
上海外国語大学大学院 異文化研究センター 特任教授
上海出身。国際基督教大学行政学博士課程修了。異文化関係とコミュニケーション学を専攻。アジアのコミュニケーション研究に関しては、地域の歴史的、思想的背景を深く掘り下げ、独自の視点で今起きている問題に鋭い分析を行う。日系企業内部のコミュニケーション問題には、自ら行ったフィールドワークに加え、多数のケースを分析して説得力の強い解決策を提示する。確かな理論に裏打ちされた現場重視のアプローチは、顧客から常に高い支持を集めている。
<モデレーター>
今西 孝志Takashi Imanishiサイコム・ブレインズ株式会社
コンサルタント
大阪大学文学部人文学科卒業後、パソコン周辺機器メーカーを経て株式会社リクルートマーケティングパートナーズに入社。結婚情報誌を活用し、海外ウェディングプロデュース会社の集客向上、海外ウェディングの認知向上に貢献する。サイコム・ブレインズ入社後は、イノベーション戦略や新規事業開発の手法を学ぶ夜間のビジネススクール、女性活躍・ダイバーシティ推進、海外赴任者の異文化適応をテーマとした公開講座など、多くのプログラムの企画・運営に従事する。埼玉県東松山市出身。趣味は大学時代から続けているパラグライダーで、日本各地の山を飛び回っている。DiSC認定インストラクター。