政府は「女性版骨太の方針」「第5次男女共同参画基本計画」にて、東証プライム上場企業における女性役員比率の到達目標を、2025年に19%、2030年に30%と定めました。さらには、最低1名以上の女性役員登用を義務づける方針を示し、企業への対応を強く求めています。
しかしながら、将来の役員候補となる女性リーダーの育成、プール人材の拡大といった取り組みに迫られる中で、多くの企業が直面しうる問題が「社内からの反発、理解の得にくさ」です。女性に特化した施策に対しては、社内から「優遇し過ぎではないか」といった声があがるケースが少なくなく、近年では、ジェンダー・ダイバーシティに学生の頃から触れてきた若手世代から「なぜ女性限定なのか」と疑問があがることも。社内への説明や対立の解消に悩むご担当者様も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は企業のDE&I推進を長年支援するサイコム・ブレインズの太田由紀が、女性リーダーの育成・登用について国内の動向を概観すると同時に、「人的資本経営」と「企業の持続性」の二つを推進する観点からその意義を解説し、社内から理解・協力を得るためのヒントをお伝えします。また、自社の取り組みを前進させるための具体的アクションについても紹介します。
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太田 由紀Yuki Otaサイコム・ブレインズ株式会社 ファウンダー
プログラムディレクター 専任講師
福島県出身、一橋大学社会学部卒業。株式会社リクルートを経てブレインズ株式会社を設立。2008年より2024年6月まで、サイコム・ブレインズ株式会社専務取締役、取締役専務執行役員を務める。
ヒューマンスキル領域・ダイバーシティ領域・キャリア開発領域のプログラムディレクター・講師として顧客企業様の人財開発を支援。また職場のダイバーシティを妨げるアンコンシャス・バイアスの緩和を目的とした意識調査(詳細)を2017年~2022年にわたり実施・発表。近年は、組織のDE&Iリテラシー強化にも取り組む。
講師としては、リーダーシップ強化研修、能動的フォロワーシップ強化研修、意思決定力強化研修、俯瞰力強化研修、コーチングスキル強化研修、ダイバーシティマネジメント研修、女性社員エンパワー研修、キャリア開発支援研修などに年間百数十日登壇。当社公開講座「女性のためのリーダーシップ強化プログラム」を主宰し講師としても登壇。
Hogan Assessment認定トレーナー/ ProfileXT認定コンサルタント/ DiSC認定トレーナー。
大槻 朝日香Asuka Otsukiサイコム・ブレインズ株式会社
コンサルタント
「女性のためのリーダーシップ強化プログラム」オーナー
東京外国語大学卒業。比較教育学を専攻し、多民族国家における国民教育や民族教育の在り方について学ぶ。卒業後は法人営業職に4年従事したのち、シンガポールにてさらに法人営業として経験を積む。当時、現地で実施されていたサイコム・ブレインズの異文化研修の存在を知る。帰国後、大手ITグループ企業にて人事向けアウトソーシングプロジェクトの運営リーダーを務めるなかで、マネジメント層や現場リーダー・新人向けなど、組織における人材育成の重要性を実感。人材育成・研修の領域を自身のキャリアの軸とすることを決意し、当社に入社。
場を読み、一歩先を考える観察眼と適応能力の高さを生かして、クライアントのありたい姿を実現する研修を提供すべく邁進中。業務外では愛猫と、コロナ禍より始めた社交ダンスで心身ともにリフレッシュしている。国家資格キャリアコンサルタント取得。
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