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自社に最適な映像教材を制作し、運用する中で分かった動画活用のメリットと定着ポイント
有田 喜美様
竹林 尚美様
各種蓄電池や電源システムなど、私たちの社会インフラを支える製品を製造・販売しているGSユアサ様。ビジネスマスターズに搭載された映像教材と集合研修を巧みに組み合わせながら、ダイバーシティおよび働き方改革を着実に推進している有田様と竹林様にお話を伺います。
コンプライアンス教育を全社的に、初めて展開するにあたり、講師の選定はもちろん、プログラムもカスタマイズいただき、研修を非常にスムーズに実施できたことから、その後も様々なことを相談させて頂いています。直近では貴社の公開講座「女性のための人財育成プログラム」や「海外赴任前研修1日公開講座」にも社員を派遣しています。
ビジネスマスターズの導入という点では、実はそれ以前に、女性社員のキャリア開発支援に関する映像教材のご相談を頂きました。
ご相談いただいた内容は他社様にも当てはまることでした。一般的なダイバーシティやキャリア開発の理論だけでなく、男性、上司、女性という3つの目線がバランスよく組み込まれた内容の教材は意外となかったように思います。そこで、貴社のご要望を伺いながら、同時に汎用的に使えるものを目指して開発しました。この教材は今ではビジネスマスターズにも搭載されています。
人事部として働く女性の健康の課題をしっかりとサポートしていくためのコンテンツを探していました。ところが、あまりに女性に特化しすぎた内容ばかりで、社員の8~9割が男性という当社において、彼らを含めて展開することに懸念がありました。
そこで、貴社に相談したところ、たとえば「女性だけでなく男性にも更年期ならではの健康課題がある」といった男性に関わるコンテンツも上手くミックスした映像教材の制作を提案頂きました。会社全体ではダイバーシティだけでなく健康経営を推し進めているところでした。両方をカバーすることができたので、本当に良かったです。また、これを機に他のジャンルの動画も見放題で視聴できるビジネスマスターズを導入することにしました。
実際、6年目社員と新任管理職に対してこの動画を研修課題として視聴してもらったところ、予想を超える反響がありました。男性管理職からは「女性の健康課題について知らないことが本当にたくさんあった」といった感想をもらっています。こうしたテーマは、研修で社員が話し合っても意見を出しにくいことがありますが、みんなが同じ動画の内容を基にすると、意見交換がしやすいといった良さがあります。使ってみて初めて、映像教材にこうしたメリットがあることが分かりました。
この動画をビジネスマスターズ上で研修課題として必須視聴にしたところ、受講者側から「ほかの動画もたくさんあるので、色々視聴してみたいと思う」といった声がありました。コロナ禍で在宅勤務が進み、移動時間がない分、自己啓発のための時間も取りやすくなる中で、自分が興味のある内容を5~10分単位の短い時間で学習できるビジネスマスターズを導入できたことは、タイミングとして非常に良かったと感じています。
今年はコロナ禍で新入社員も集まって研修ができませんでした。階層別研修も、今回初めて動画の視聴とバーチャル研修を組み合わせて実施しました。動画は好きな時間に視聴できますし、バーチャル研修も移動が不要です。プログラムの工夫次第で、ちゃんと学習できることが分かりました。社内からも研修のオンライン化に対して非常に好意的な反応を頂きました。
人事部として社員に学んで頂きたいことは沢山ありますし、社員の自己啓発に対する意識も高まっています。研修の課題として指定した動画の視聴だけでは知識やスキルの向上の幅は限定的なものになってしまいますので、ビジネスマスターズに搭載された様々な動画を人事部から定期的に案内することによって、社員の自律的な学習も支援していきたいと思っています。
江島 信之Nobuyuki Ejimaサイコム・ブレインズ株式会社
執行役員 /
シニアコンサルタント
同志社大学で心理学を専攻。卒業後、ユニチカを経て、東証2部に上場している独立系コンサルティング会社に入社。大手上場企業を中心に雇用調整コンサルティングからマネジメント研修、営業研修、覆面調査を使ったCS向上研修等幅広く組織活性化の支援を行う。在職中に同社が出資していた、メンタルヘルス専門IT会社の株式会社ライフバランスマネジメント社(現アドバンテッジリスクマネジメント社)にボードメンバーとして参画。その後エーオンコンサルティングジャパン株式会社(現エーオンヒューイット)入社。マーケティング、営業、中堅社員向けの研修の講師、コミュニケーション研修等のコンテンツ開発などを行う。2012年サイコム・ブレインズ入社。営業部門の責任者として会社の売上全体を管理し、営業メンバーの育成やマーケティングを行っている。 京都府出身。趣味はゴルフ。最近は自宅がある浅草界隈の散策をして休日を過ごす。
中澤 悠希也Yukiya Nakazawaサイコム・ブレインズ株式会社
コンサルタント
学習院大学文学部哲学科卒業後、外資系アパレルメーカーに入社。ヴィジュアルマーチャンダイザーとして売上に貢献し、旗艦店舗のマネジャーに就任。数十人の部下のマネジメントに従事し、人材育成の喜びに触れる。サイコム・ブレインズ入社後、アソシエイトを経て、現在はコンサルタントとしてリーダーシップ、ダイバーシティ推進、キャリア開発などの研修プログラムの企画提案に従事。ビジネスパーソンがその人らしく働ける会社が日本にあふれることを目指す。日本フューチャーラーナーズ協会認定ブレンディッドラーニング・デザイナー。東京都出身。趣味のサーフィンのために湘南に移住。週末はもちろん、平日でも波があれば出勤前にひと乗り。