海外の拠点や協業先を相手に、「グローバルに業務を遂行できる」人材になるためには、英語でわかりやすく自他のメリットを訴求して意見交換をおこなうスキルや、文化や価値観が違う相手にグローバルな視点を駆使して対応するスキルが求められます。
一方、自社の従業員にこのようなスキルを身につけさせたい時、TOEICなどのテストスコアアップの学習や、オンライン英会話などの一般的な会話の学習だけでは不十分。ぶっつけ本番でグローバル業務を任せると、失敗や挫折のリスクが大きい…等お悩みの企業様は多いのではないでしょうか。
そこで、サイコム・ブレインズでは、「外国籍メンバーと英語で業務を遂行する経験」にフォーカスした研修プログラムを開発いたしました。プログラム前半に、英語での討議・プレゼンテーションなどのコミュニケーションスキルを学び、後半では、英語を共通言語としながら、自社ビジネスにリンクした課題解決のグループプロジェクトをおこないます。研修の場で疑似的にグローバル業務を経験することで、スキルを活用するイメージと自信を獲得し、後日、業務にアサインされた際のスムーズな実践につなげます。
グループプロジェクトの進め方:
約4~5名の日本人受講者と外国人講師1名とのグループを組んで進めます(※)。テーマは、研修実施にあたっての会社の期待や目的、参加者の経験や英語レベルなどにより相談の上決定。プロジェクト期間は約3~4か月。情報収集、討議、調整、プレゼンテーションの練習を繰り返し、研修最終回で成果物を発表します。
例1)自社営業・広報ツールの制作
例2)新規プロダクトやサービスの企画
例3)自社の目標達成、課題解決に向けた戦略立案 etc…
※ご要望に応じ、海外に拠点・グループ会社をお持ちの企業様は、本プログラムを国内・海外メンバー合同で実施することも可能です
英語を共通言語としながら、会社の業務や課題と連動したテーマでのグループプロジェクトを実施。現在グローバル業務に従事していなくとも、
英語での業務遂行や問題解決を体験することが
できます。
海外業務で必要となる、討議/プレゼンテーションなどのコミュニケーションスキルや、環境分析のフレームワーク等を学び、演習やグループプロジェクトの中でアウトプットの経験を重ねます。
グループプロジェクトの中で、自社の海外における戦略・事業・拠点等について改めて理解を深め、グローバルな視点で自社の強みや未来を捉える視点を養います。
数か月間、英語を用いたプロジェクトに従事することで、英語を「勉強」ではなく「仕事で使うコミュニケーションツール」と捉えられるようになります。
*プロジェクトテーマの例: 自社の新たなプロモ―ションツール(映像)を作成する
Phase 1 Kick Off
(3HR Session ×1)
プロジェクトの内容や進行スケジュールといった全体像を理解し、
実施の背景や会社から期待されていることを把握する。
他受講者や講師と親しくなり、協力し合える関係性を築くための交流の場を設ける。リラックスした雰囲気の中で自己開示をし、お互いの強みを把握することで、今後のプロジェクトへのスムーズな移行を
目指す。
スモールパーティの中で、各受講者が所属する部門/グループ会社
などについて、楽しみながら理解を深めるためのアクティビティを
実施する(例:他部門に関するクイズ出題など)
Phase 2 Preparation ーAnalyzing Our Companyー
(3HR Session ×3)
異なる個性や文化を持つ人々と協力して働くための、効果的なディスカッションスキルをインプットする。コミュニケーションスタイルの理解、アクティブリスニング、論理的コミュニケーション、多様性理解など。
SWOT分析、3C分析等のビジネスフレームワークを用いたディスカッションを行う。フレームワークを用いた自社の現状分析をおこない、今後のプロジェクトで取り組む内容について検討を開始する。
プレゼンテーションの内容を検討、準備する
(お題:今後のプロジェクトで取り組む内容について)。
Phase 3 Planning
(3HR Session ×3)
グローバルで通用する「良いプレゼンテーション」について理解を
深める。わかりやすい構成、オーディエンスの分析、説得力のある
デリバリースキル等を習得する。
受講者・講師からのフィードバックと講義内容を反映して、プレゼンテーションをリバイスする。
リバイスした内容を発表し、さらなるフィードバックを受け取る。
各自作成したプレゼンテーションの内容をふまえ、グループプロジェクトで取り組むテーマ、内容について討議する。プロジェクトの計画を作成し、役割分担や進行管理のためのマイルストーンを設定する。
Phase 4
Execution & Monitoring
(3HR Session ×5)
各グループで作成した企画/提案の内容を確認し、
講師・メンバー同士で互いに改善点や新たなアイデアを出し合う。
グループで再度討議をおこない、企画/提案のブラッシュアップを
おこなう。
企画/提案の発表をおこなう際の、効果的なデリバリ―スキルや、
オーディエンスからの質問への対処法について学習する。
企画/提案の本番発表に向けて、グループで繰り返し練習を
おこなう。
Phase 5 Closing
(3HR Session ×1)
最終プレゼンテーションについて、来場者からフィードバックや
投票をおこなう。
プログラムを締めくくるスモールパーティをおこなう。上位の発表を表彰する他、受講者同士、互いの努力をたたえ合い、これまでの学びを総括する時間を設ける。
新入社員から管理職クラスまで、階層や業務経験を問わず受講が可能です。英語レベルについては、外国人講師を含むメンバーと英語で意思疎通ができることが求められます(TOEICスコア600点以上が目安)。
アイスブレイクならびにインプットセッションでは、講義、演習の進行役を務める他、グループプロジェクトでは、いちメンバーとして、他の受講者同様に意見交換や共同作業に参加します。
参考:グループプロジェクトに講師が入ることで期待できる効果
グループプロジェクトでは、1グループ最低3名が必要です。研修進行上、4~5名×3グループ(合計12~15名程度)が理想的な人数となりますが、お客様のご要望に応じ決定しますのでご相談ください。
可能です。研修は英語で進行いたします。海外からの参加者がいる場合は、時差を考慮した時間帯での開催や、オンライン/ハイブリッドでの開催に対応いたします。